イライラは宝の山

こんにちは。『自分のかたち』親業インストラクターの芹澤芳美です。
広島を中心に、子供にイライラしなくなる親子コミュニケーションをお伝えしています。

多くの方が、子供に対してイライラするのをやめたい、イライラがつらい、しんどいと感じていらっしゃいます。子供と穏やかに、笑顔で過ごしたい。そう思いながらも、イライラする自分を止められなくて自分を責めたり後悔したり...。私もそうでした。

でも実は、「イライラ」って悪いことばかりではないんです!
「イライラ」には自分の望みや価値観がギュッ!っと詰まっています。
「イライラ」をしっかり覗いて紐解いていくと、親も子供も笑顔で過ごせるヒントがいっぱいあるんです。

まず、心身の疲れからくる「イライラ」は体からのSOSです。
とにかく少しでも休息を取ることが必要です。とはいえ、それができないから疲れているんですよね。
生活の中の優先順位を見直したり、自分の中にある「〜べき」「〜ねば」を「本当にそうか!?」と疑ってみることも必要です。そうすると、案外手放せる家事や仕事があったり、サポートしてくれる人や物が見つかるかもしれません。

次に価値観からくる「イライラ」です。
どうして子供のその行動にイライラするのでしょう?どうして子供がそうしないことに腹が立つのでしょう?その子らしくのびのび育ってほしいと願いながらも、「こうあってほしい」と望む理想像に、無意識に子供を当てはめようとしていないでしょうか?子供の将来のためと言いながら、実は自分のためだったりしないでしょうか?なぜ、子供にとってそれが良いと考えるのでしょう?「こうあってほしい」のは、なぜなのでしょう?

そこには、あなたの幼少期の経験やこれまでの経験からできた価値観、子供へのあふれる愛情が隠れています。
そこに気がつくことが大切です。気がつくだけでホッとしたり、イライラが和らぐことがあります。
「イライラ」は表面だけでは分からないことがいっぱいです。奥を覗いていくと、本当にたくさんの宝物が詰まっています

親業のプログラムでは、「聞く」「話す」「対立を解く」という大きく3つのコミュニケーション方法を学びます。中でも「話す」では、自分の気持ちを相手に伝わりやすい形で伝える方法を学ぶのですが、その過程で「イライラ」を紐解く作業が必要になってきます。本当にたくさんの気づきがやってきて、自分再発見!ということも少なくありません。


「イライラ」は、私たちの内側にある宝物に気づかせてくれる地図のようなものかもしれません。
そう思うと、「イライラ」もとっても大切なアイテムに思えてきませんか?


皆さんが、自分の中にあるたくさんの宝物と出会っていかれますように。