自分を知ると、人付き合いが楽になる。

こんにちは。『自分のかたち』親業インストラクターの芹澤芳美です。広島を中心に、子供にイライラしなくなる親子コミュニケーション、人付き合いが楽になるコミュニケーションをお伝えしています。
ママ友との付き合いや職場での人間関係が苦手・・・という方はけっこういらっしゃるのではないかと思います。相手と仲良くなりたい、もっと親しくなりたいと思いながらもうまくいかなかったり、
人間関係を悪くしたくなくて、ついガマンして言いたいことが言えなかったり。
私自身、人付き合いがとても苦手でした。
では、どうして人付き合いが苦手だと感じるのか?
その答えは、多くの人が「自分のことをよく分かっていないから」です。
「自分をよく分かっているかどうか」と「人付き合い」にどういう関係があるの?と思われるかもしれません。けれど、このふたつには密接な関係があります。
人と人がコミュニケーションするとき、私たちは必ず何かしらを発信します。心で感じたことをテレパシーのようにそのまま伝えることはできないので、言葉や仕草、態度、表情など、何らかの表現で相手に発信をします。そして相手はそれを受け取っています。私たちはコミュニケーションをとりながら、何かを相手に伝え、相手から何かを受け取っているわけです。本来コミュニケーションとは、「受信」と「発信」というシンプルなものです。
自分が発信したいことがはっきり分かっていれば、それを分かりやすい形で発信することができます。けれど人間の心は複雑なので、自分でもよくわからない不安や怖さなど、様々な感情が湧いてきます。この様々な感情に、自分が発信したいことが埋もれたり、掻き回されたりすることも多々あります。
そこで、自分のことをよく知ることが役立ちます。自分のことをよく知っていくと、自分の内側が整理されていきます。整理されると、よくわからなかった不安や怖さなどの正体が見えてきます。ごちゃごちゃの引き出しでは何がどこにあるかの分からないけれど、整理された引き出しだとパッと欲しいものが取り出しやすいのと同じです。ごちゃごちゃだと不安や怖さの元がなんなのか分からず、ずっと不安だけれど、正体が見えるとそれを取り除いたり対処することができます。
つまり、自分のことをよく知ると、不安や怖さに振り回されることが少なくなり、しかも自分の伝えたいことを自分ではっきり分かったうえで表現できるようになるので、コミュニケーションがとても楽になるのです。
例えば昔の私ですが、まだあまり親しくないママ友と話す時、「緊張する・・・どうしよう?何を話したらいいんだろう?うまくやらなくちゃ・・・!」と不安と緊張でいっぱいで、自分が何を話したいのか、相手とどういう関係を築きたいのか、まったく分かっていませんでした。モヤの中で、相手も自分もよく見えずにコミュニケーションをとっている状態でした。
でも自分をよく知っていくと、「今わたし緊張しているな〜。ママ友によく思われたい、好かれたいと思っているんだな。わたし見栄っ張りだもんな〜笑。それに仲のいいママ友いなくて寂しい。友達作りたい!」みたいな感じで、自分の気持ちを俯瞰して見ることができます。そして、「私はこの人ともっと話してみたい、仲良くなりたいんだよね。好かれたいのは本当だから緊張するのはしょうがない!いい関係を築けるように自分らしくやってみよう!」と、自分を操縦することができます。
緊張や不安がまったくなくなるわけではありませんが、モヤが晴れて、相手も自分もしっかり見えている状態でのコミュニケーションは気持ちがまったく違います。もちろん思ったように話せなくてがっかりしたり、落ち込むこともありますが、これまた自分の気持ちが見えていると回復も早いのです。
自分を知ると、人付き合いが楽になります。
人付き合いが苦手だと感じている方がいらっしゃったら、自分の内側に目を向けてみませんか?
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